2010年2月27日土曜日

(657)難民数減少、在留特別許可が増加

(2010年2月27日)
  法務省入国管理局は26日難民認定申請と認定(難民・在留特別許可)の状況を発表した。それによれば、2009年中の申請者は1388人で、2年ぶりに減少、ビルマ人は568人で前年比411人減、以下スリランカの234人、トルコ94人、パキスタン92人、インド59人と続いている。一方難民と認められたのは30人(8カ国)にとどまっており、06年の34人、07年の41人、08年の57人と増えていたが、再び06年に近い水準に戻ったことになる。この30人の内訳は、ビルマ(18人)が多く、以下イラン(3人)、アフガニスタン(3人)と続いている。なお人道上の配慮から裁量で滞在を認める「在留特別許可」は501人(19カ国)で過去最多、日本人との結婚や本国に帰せない事情があるとして認められた。このように合計531人に滞在許可が出たわけだが、このうち478人(9割)がビルマ人、今年の選挙でどう変わるのか。

4 件のコメント:

  1. ビルマ人の難民認定申請はダントツですな。選挙の結果次第では、減る可能性もあるのではないのかしら?
    K.A.

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  2. 欧米諸国と中国によるビルマの奪い合いは、決着がつきませんから、難民審査の対象となるような状況は まだまだ続くでしょう。
    日本は、淡々と在留許可を出し続けると良いと思います。
    経済環境が厳しい時代ですから、在日ビルマ人の職業は不安定になるでしょうが、なんとか定着をして欲しいです。
    不謹慎ですが、ビルマ女性と日本人の結婚が、最も、在日ビルマ社会の安定に寄与するだろうとと思います。今回の金融危機でも在日フィリピン人社会が一番安定していたことでも証明されています。

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  3. k.a.さん
    選挙が終わって、形だけの民政国家が誕生したら、おっしゃるとおり難民認定申請者はぐぐっと減るでしょう。
    特に日本政府(入管)が申請者にどういう態度をとるのか心配です。
    民主党に頑張ってもらいたいですね。(N)

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  4. 匿名さん
    貴重なご意見ありがとうございました。
    >日本は、淡々と在留許可を出し続けると良いと思います とのご意見同感です。
    ただ、ビルマ人のSS取得者が他国に比べ多いのは確かですが、取得できなかった人も多く、彼らが今後どうなるか気になります。
    特に2年後の新入管法施行時に彼らが幽霊にならないよう民主党に頑張ってほしいです。

    それから戴いたコメントの最後の2行、
    >今回の金融危機でも在日フィリピン人社会が一番安定していたことでも・・・。
    なぜ安定できたのか、もう少し説明していただければありがたいのですが。 (N)

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