2008年8月27日水曜日

(108)日本語を学ぶ場 貧弱?

2008年8月27日)
  日曜日の朝日新聞に「国を開く」という欄があり、今週は「日本語を学ぶ場 貧弱」との見出しがついていた。在留外国人に日本語を教える場として日本語学校と日本語教室がある。日本語学校の主な目的は大学や専門学校への進学であり、現在4万4千人が在籍している。一方地域の日本語教室の主な目的は、日本での生活であり、学習者は4万1千人余といわれている。しかしプロの日本語教師は増えていないようだ。最初のころは月収4~5万円、夏休み中は無収入であり、社会保険もない。プロの教師の3分の2は非常勤であり、平均時給は1889円、給料が低いため生活を維持するのが大変だという。結局将来の見通しが立たず、途中でやめる教師が多いようだ。私たちのミンガラ日本語教室は生徒がすべてビルマ人という特色があり、ベテラン教師も常時20人いて、皆ボランティアだが長く続いている。

4 件のコメント:

  1. 「ミンガラ日本語教室」の重要性、また大切さが再認識されますな。
    関係の皆さん方の、ますますのご精進、ご健勝を祈ります。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    「ミンガラ日本語教室」は何故か評判が良く、ビルマ人生徒はすでに1500人も授業に参加しました。一方、先生方は全員有資格者であり、平日は会社で働くボランティアですが、多くの先生はすでに数年続けています。(N)

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  3. いろいろな点で、多くの日本語ボランティア教室とはことなる特色がありますよね。
    生徒がひとつの国に限定していること、講師に有資格者が集まっていること、授業をクラ形式で行うことなどなど。
    これも創始者の努力とアイディアの賜物でしょうか?
    生徒と講師も仲良しですしね。

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  4. stさん
    確かにミンガラ日本語教室の体制は、この12年間ほとんど変わっていませんね。継続ということも大事な要因かもしれませんね。(N)

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