2008年8月14日木曜日

(95)日本の先住民族問題

(2008年8月14日)
  3日前の新聞に「アイヌ政策来夏に提言 有識者会議初会合」の見出しで、アイヌ民族の尊厳回復などを議論する政府の「アイヌ政策のあり方に関する有識者懇談会」の初会合の概要が掲載されていた。アイヌ民族の代表者は、「これまでアイヌの人たちが辛酸をなめ、差別され、現在でもなお、そういう思いでいる人がいるということを、ぜひ認識していただきたい」と訴えている。また6月8日の中央日報(韓国)は、日本議会が「アイヌは先住民族」との見出しで、日本国会がアイヌに対して総合支援対策を進める決議文を採択したと論じている。その中で、「多数のアイヌ人が、差別され、貧窮を余儀なくされた歴史的事実を厳粛に受け止め、アイヌ民族を独自の言語、宗教、文化を有する先住民族として認めなければならない」と強調している。ビルマの少数民族問題を論ずるには、まずアイヌ民族を知る必要があろう。

4 件のコメント:

  1. なるほど、アイヌ民族問題も、我が国にとり重要な課題の一つですね。
    今回の「U MINGALARのつぶやき」を受け、今後の展開を注意深く見守りたい。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    日本人は単一民族との概念が強いが、確かに、アイヌ人は少数先住民族であり、彼らの人権を尊重する要がありそうですね。(N)

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  3. 日本は単一民族だからなぁ、ビルマは大変だよなあ、
    なんて思ってしまいがち、言ってしまいがちですが、違うんですよね~。
    アイヌ民族、そして琉球だって元は王国。
    関西、道産子、九州の南に東北。これだけでも「民族」と呼びたくなるくらいなのに。

    しかしアイヌ民族問題も、ずいぶんいい年になってから初めて知ったのです。
    こうした歴史も、ちゃんと知られるようにしておかないといけませんね。

    それから、「いい年」って何歳?とはきかないでください!(笑)

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  4. STさん
    私が思うに「いい年」って、一般的には80歳じゃないかしら。私ももうじき「いい年」になりますよ。日本でアイヌ民族が話題に上るのに、琉球王国が静かなのはなぜかな?

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