2008年8月22日金曜日

(103)この差入 喜ぶかな?

(2008年8月22日)
  私は毎週水曜日に品川入管を訪問している。この入管に全部で何人ぐらいの外国人が収容されているのか全く分からない。一方、面会者は1日2~300人ぐらいか、多くの人は何かしらの差入品を持ってくる。それとなく観察していると、その多くが衣類や、書籍、化粧品などで、現金も少なくない。なお食品は差入禁止である。私の差入品は皆とちょっと違う。収容者が難民申請中で長期間(4ヶ月前後)滞在しているということもあり、もっぱら日本語教材を差入れている。日本語をほとんど話せない人にはアイウエオクラスの教材を、少し話せる人には4級~2級の教材だ。ときどき日本語能力試験の問題も差入れ採点してあげている。勉強の好きな人はとても喜ぶが、そうでない人は関心をあまり示さない。でも、日本で難民を申請した以上ぜひ日本語を勉強し、日本人社会に溶け込んで欲しい。彼女らの未来のためにも。

2 件のコメント:

  1. 全く同感!!
    日本語教科書の差入れ、大変結構ですな。
    それにしても根気のいる仕事なので、
    くれぐれも御身御大切に!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    面会者の差入品で一つ書き忘れがありました。強制送還で近日帰国する人には、スーツケースのような大きな荷物を差入れています。(N)

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