2008年8月15日金曜日

(96)「終戦」と「戦争続行」

(2008年8月15日)
  今日は63回目の終戦記念日、私は当時旧制中学4年生だった。当日朝、隣のご主人(放送局勤務)から日本が負けた旨の噂を聞いた。その数時間後、ラジオから玉音放送が流れ、敗戦を実感した。そのとき私が考えたことは今でも明確に覚えている。泣きながら「自分のガンバリが足りず申しわけない」と。私がいくらガンバってもどうしようもないことが分かっていたのに、何故かそんな気持ちだった。以後、食べ物がみるみるなくなり、主食は芋やかぼちゃ、味噌汁の具には芋の葉っぱが続いた。一方、今朝読んだのは、ビルマの少数民族カレン族の殉難者の日に出されたカレン民族同盟議長のメッセージ。この中には政府軍に降伏するなと訴え、自分達の将来は自分達で決める権利を獲得し、カレン州の自治と連邦国家の設立を目指して、民族が一丸となって政府軍と戦おうというもの。ビルマに平和は来ないのか?

2 件のコメント:

  1. 小生の場合、終戦記念日がくると、四国の田舎で罹災した悲惨な生活のことを思い出す。まるでルンペンそっくりの暮らしであったと懐かしく思う。
    お陰で、現在の生活を心底有難いと感謝している。
    それはさておき、東条秀機の靖国神社合祀は、全く理解に苦しむ。
    K.A.

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  2. a.k.さん
    お互い終戦前後の惨状は、孫、子の代まで伝えたいですね。なお東条英機合祀反対論は難し過ぎて・・・。(N)

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