2008年8月10日日曜日

(91)少数民族問題 中国、ビルマ そして

(2008年8月10日)
  オリンピックの開会式のなかで、それぞれの民族衣装で着飾った中国の55の少数民族の子供達が、きれいなハーモニーで、オリンピック賛歌をギリシャ語で歌っていた。少数民族の子供達が、一つにまとまってオリンピックのために歌い上げる姿はすばらしい。しかしながら、数多い少数民族がまとまっているとは到底考えられない。チベット族への弾圧、新疆ウイグル自治区のトルキスタン・イスラム党の不穏な動きなどが目につく。ビルマ同様、中国でも少数民族問題は国として大きな政治問題だ。ビルマでも多くの少数民族がそれぞれ自治を狙っている。一方、オリンピック開幕と同時にグルジア軍が南オセチア自治州に侵攻し、逆にグルジアの首都トビリシをロシア軍が爆撃、世界は一挙にきな臭くなってきた。ソ連時代、私はトビリシを旅行したことがある。両国は民族対立に基づく戦闘を即時中止すべきと考える。

2 件のコメント:

  1. なるほど、国家として少数民族対策は、最重要課題の一つですな。
    何はともあれ、「戦闘に訴えることは絶対反対」に、大賛成!

    今後とも、うん蓄の一端の披瀝方を、
    よろしくお願いします。
    K.A.

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  2. k.a.さん、
    世界各地の紛争の多くは、少数民族問題だと思います。しかしビルマでは、民主化問題、人権問題がクローズアップされていて、肝心の少数民族問題が矮小化され、気になります。(N)

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