2008年8月1日金曜日

(82)懐かしいなあ 十条の入管

(2008年8月1日)
  いま「本日も不法滞在」という本を読んでいる。副題が「入国管理局で会いましょう」というもの。2001年発行だから7年前の書籍だ。著者は韓国人女性で、舞台は十条にあった入国管理局第2庁舎そばの旅行会社。不法残留で収容されている韓国人や、入管に出頭して帰国する韓国人に格安の片道切符を売るのが商売。この間のやり取りがユーモラスに書かれている。この十条入管は、埼京線十条駅から15分の所にあり、2003年にいまの品川入管に移るまで使われていた。私も1996年から2003年まで何回もこの入管に足を運び、ミャンマー人に面会していたので、この本に描かれた情景がよく分かる。確かに入管の周辺には各国向けの安売りチケット販売店が並んでいた。いまの品川入管とは雰囲気がぜんぜん違い、温か味すら感じられた。十条入管はいずれ忘れ去られるので、この機会に取上げておこう。

2 件のコメント:

  1. 入国管理局の経歴について、その概略が分かり、感謝!感謝!
    それにしても、ブログを毎日発信するのは大変な努力と痛感して、脱帽します。
    K.A.

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  2. ブログを書き出してから気分高揚、きっかり10行書くのも楽しみです。(N)

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