2008年8月24日日曜日

(105)アレレ! スーチー女史と国連

(2008年8月24日)
  今朝の朝日新聞を見てアレレと思った。その要旨は「ガンバリ国連特使、外交手詰まり スーチー氏と軍政トップに会えないまま出国」というもの。国連特使が軍政トップに会えないことは以前にもしばしばあったし、また軍政側の強権によってスーチー女史と面会できないこともあった。今回もそうかなと思って読み出すと、どうも違う。今回はスーチー女史のほうが面会を拒否したのだ。この原因は、2年後に総選挙を実施し独自の「民主化」の既成事実を急ぐ軍政側の方針に対し、国連側が「公正な実施」を求めたため、スーチー女史の目には軍政の「民主化」を国連が認めたと映ったようだ。ビルマや北朝鮮などの独裁国の外交手腕はなかなかのもの。スーチー女史は自ら国際社会につながる窓口を閉ざした格好だ。外部の情報が遮断され、孤立状態のスーチー女史の判断は、今後どのような結果とつながるだろうか?

2 件のコメント:

  1. なかなか難しい問題ですな。誤解が誤解を生み、疑心暗鬼ということかな?
    「人間万事塞翁が馬」というで好転を祈ります。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    スーチーさんの思い切った態度が、プラスと出るかマイナスとなるか? どうもマイナスと出そうな気がしますね。(N)

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