2016年5月16日月曜日

(2927)バンコク:屋台の男性の願い

  5月18日の朝日新聞(特派員メモ)欄より。先日岸田外相を取材するため、東南アジアを訪れた。午前0時すぎ、出稿に追われて夕食を食べ損なったバンコクで、深夜営業の屋台に助けられた。殻ごと食べられるソフトシェルクラブの黒胡椒炒めなど、深夜でも本格的なタイ料理を安く食べられるのがバンコクの屋台の魅力だ。日本円で千円足らずの支払いをした際、若い男性従業員の言葉にハッとした。「私はミャンマーから来ました、このあたりの屋台で働く3分の2は同胞です」。中進国となり所得水準が上がったタイでは、不法滞在者を含め、約200万人のミャンマー人が働いているという。翌日、スーチー国家顧問と岸田外相の会談では、雇用創出を日本が支援することで一致。スーチー氏の脳裏には経済難で故国を離れた労働者の存在もあったのだろう。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんの事だから、着実に成果を挙げて行くでしょうな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    日本人も南米移民、満州移民など経験しました。移民は、政府が良ければその国の力が強くなると思います。

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