2016年5月14日土曜日

(2925)ミャンマーがいつの間にか変貌を遂げている

  5月13日の「東洋経済ONLINE」より。副題は「隣国タイがミャンマーから学ぶべきこと」。近年のタイとミャンマーほど、隣り合った国が政治面で素早く逆方向に動いた例はない。ミャンマーは半世紀余りの独裁体制を経て民主的統治を取り戻し、いまや元政治犯のスーチー氏が国を率いている。一方でタイは、2006年と2014年のクーデターに伴い、国民主権から軍事独裁へと2度も逆戻りした。この違いの理由はなんだろう。スーチー氏は、軍による過去の悪行に目をつぶっている。同氏は、軍司令官が受容したのと同じ教訓を受け入れねばならない。権力を維持する最善の方法は、時として譲歩することだ。タイでは軍人を首班とする軍政が続き、同氏に絶対的な権限を与える暫定憲法を起草、8月に国民投票だ。ミャンマーが達成した妥協の心がタイにも必要。

2 件のコメント:

  1. 面白い記事。 スーチーさんは、間違いなく稀有の政治家ですな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    スーチーさんが持つ妥協の心、将来はタイ国を追い越す国になるでしょう。

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