2015年10月8日木曜日

(2706)難民認定制度、人材・財政面の強化を

  10月8日の朝日新聞「私の視点」欄より。国連難民高等弁務官事務所駐日代表マイケル・リンデンバウアー氏の投稿。紛争や迫害から逃れ、家を追われた人が世界に6千万人いる。ドイツでは今年の難民申請者数は100万人以上との見方もある。日本でも審査中の件数が1万件以上に上り、結果が出るまでには数年かかる。これは増加する難民申請に対応する枠組みが整っていないためと考える。課題により良く対応するための優先事項は概要以下に説明する。①難民受け入れに関するあらゆる事項を統括する法制度の確立。②難民保護に関する業務を専門部局に統合する。③増え続ける難民申請に対応できるよう人材、財政面を強化する。日本は過去にインドシナ難民を保護したように、人道精神に則って難民に寄り添うときだと確信している。

2 件のコメント:

  1. ごもっともな提言‥。でも難民発生源であるシリアでのIS問題について、国連は傍観すべきでないのでは‥。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    全く同感です。ただ投稿者が難民高等弁務官関連の職務なので、やむを得ないか。アメリカ軍も病院を誤爆して大統領が陳謝するようでは、ISやアルカイダを倒す力はないようですね。

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