2015年10月18日日曜日

(2716)いつまでも「よそ者」のまま ミャンマー難民ティンウィンさん」

  10月14日の朝日、耕論「難民と日本」欄より。ミャンマーから1996年に来日、難民認定を受けたのは99年。心の底から嬉しく興奮したが、入管では自分で仕事を探せとか冷たい仕打ち。ハローワークに通い、ある工場の仕事を何とか見つけ妻と3人の子供を呼び寄せた。ある日10歳の長男が学校へ行っても言葉が分からず涙を流す。関係団体に相談したが語学研修はインドシナ難民だけとのこと。なぜ出身国で差別するのか。来日して10年、子供3人は全員が大学を卒業して日本で就職した。2004年各国のミャンマー難民に「受入国で永住したいか」と質問した結果、米・豪は10割、カナダは9割、韓国は4割が「ハイ」だったが日本は2%。日本での難民は将来の生活が見通せず 社会保障も不十分。いつまでも私達は「よそ者」だ。私は近く帰国する。

2 件のコメント:

  1. テインウインさんには、気の毒でしたな。
    でも優秀な人物、帰国すれば必ず成功するでしょう。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    ティンウィンさんは私もよく知ってるミャンマー人です。反軍政活動と共に在日ミャンマー人の労働問題で活躍されました。
    ご指摘の通り、帰国後も活躍されるでしょう。

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