2015年10月5日月曜日

(2703)ミャンマー全土停戦 先送り 一部の少数民族は先行署名

  10月5日の朝日より。ミャンマー政府と少数民族武装勢力が交渉してきた全国停戦協定は4日、政府とカレン民族同盟(KNU)など一部組織だけが先行して署名することが決定。11月の総選挙までに成果を示したいテインセイン政権が「全土」での停戦を事実上見送った。政府と8組織は同日、ヤンゴンで協議し、うち7組織が15日にネピドーで署名式を行う予定。政府軍との戦闘が続くカチン独立機構(KIO)など他の7組織は、協議を欠席した。2月に政府軍と戦闘を始めたコーカンの武装組織などが協定に参加することを政府側が拒否、少数民族側は「全組織の参加」を主張し対立が続いていた。停戦に応じたのは主にタイ国境地帯の7組織。停戦により勢力地域の開発が進むことが期待される。なお政府側は、協定締結後も署名を受け付けるという。

2 件のコメント:

  1. 「取りあえずタイ国境の武装組織と停戦実現、あとは時間をかけて‥」とは、現実的で利口な選択‥。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    利口というよりも、政府側が総選挙対策用にやむを得ず採用した方法でしょう。いま問題になっているのは「停戦」であり、その後の各民族の独立自治問題は難問山積です。

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