2015年10月20日火曜日

(2718)タイの外国人労働者

  10月14日の朝日、経済気象台欄より。ミャンマーの最低賃金制度が9月からスタートした。2011年の民主化移行後初めてのことである。日給で3600チャット(340円)。お隣のタイが日額で3百バーツ(約千円)、首都バンコクの賃金が4百バーツぐらいで、やっと人が集まるのが実態だ。ミャンマーの3倍か4倍の水準だ。ミャンマーと同様に、タイと接するカンボジア・ラオスも似たような賃金だ。結果として、タイには隣国から労働力の流入が続いている。外国人労働者の数は、2百万人~3百万人と言われ、タイの就労人口の一割にもなる。日本はどうか。実習生や南米移民の子孫など僅かである。移民、難民も同様だが、労働力としての外国人の少なさがゆえに、日本人は日本の排他性、差別性に気が付かない。このことが 世界から見ると異端なのだ。

2 件のコメント:

  1. 10年位たてば、賃金格差もかなり縮小しているのでは‥?

    K.A.


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  2. K.A.さん
    私は賃金格差は広がると思っています。タイでもミャンマーでも財閥系、軍政系はドンドン金持ちになるでしょう。日本も一億総中流時代から、賃金格差の大きい社会に変わりました。

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