2014年10月28日火曜日

(2359)ロヒンギャの問題解決がミャンマー民主化への最重要課題

  10月27日のミャンマーニュースより。ミャンマーには5千万人の仏教徒が存在するが、ロヒンギャは僅か130万人、ロヒンギャの多くは数世紀前にバングラデシュなど近隣国からミャンマーに来ており、そのほとんどがミャンマー国籍を持っていない。過去2年間で、ロヒンギャは仏教徒による攻撃を受け、死者は数百人、14万人以上が難民キャンプに閉じ込められている。国連は今年初めに「ロヒンギャは世界で最も宗教的な迫害を受けている少数民族の一つ」という。10月15日以降1日平均9百人のロヒンギャがラカイン州から貨物船に乗り込み、少なくとも8千人以上が脱出。ロヒンギャを取り巻く環境は、悪化の道をたどっている。国際危機グループ(ICG)は、ミャンマー政府に「国家としての新しい概念」の構築が必要で、民主化国家になるためにも重要という。

2 件のコメント:

  1. 全くICGの言うとおりで、「国家としての新しい概念の構築」が必要であり、当然、国連の責務の一環でもありますな。

    K.A.

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  2. K.A,さん
    IOGは「ミャンマーは国家としての責務を果たしていない」と述べているが、国民の多くもロヒンギャ排斥に賛成しているので、難しい問題。むしろ国連の責任というご意見に賛成。

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