2014年10月25日土曜日

(2356)ミャンマー憲法改正案、大統領資格「現行通り」

  10月23日の朝日より。ミャンマー国会の憲法改正実現委員会(31議員で構成)は22日、改憲を巡る報告書を本会議に示した。野党党首スーチー氏の大統領就任を阻む資格要件など大半の条項について、「現行通りにとどめるべきだ」と提言。今後国会で本格的な討論が始まるが、来年の総選挙後にスーチー氏が大統領になるのは極めて困難な情勢だ(以上概要)。テインセイン大統領が声高に叫ぶ「民主化」も、この辺が限界であろう。ミャンマーの民主化も、テインセイン大統領の主導で急激に進み、経済も劇的に回復してきた。日本はじめ欧米からの支援も勝ち得ている。しかし、最後の一線と思われる憲法改正ではこの有様だ。原因は国民投票で新憲法が92%余の圧倒的大差で賛同されていたからか。何から何まで仕組まれていたような気もするのだが。

2 件のコメント:

  1. テインセイン大統領が予想以上に成果を上げているので、憲法改によるスーチー氏新大統領の誕生は無理かも知れませんな。
    残念ではあるけど…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    軍事政権側にとって最後の牙城「憲法」を守り切っている点、立派なものです。軍事政権下の民主主義国家という珍しい国家が生まれそうです。もっともタイ国もそうですね。

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