2014年5月7日水曜日

(2185)どさくさまぎれの「難民参与員制度骨抜き」法案提出

  全難連情報。今国会に提出されている行政不服審査法の改正に伴う膨大な数の法案の中に、なんと参与員制度の骨抜きを図ったとしか思えない内容が含まれているという。具体的には、難民申請者の提出書面(申述書)が「難民となる理由を含んでいないと認められる場合は、口頭意見陳述の機会を保障しないでよい」という内容のようだ。現在、難民認定制度に関する専門委員会で論議されようとしているのが、まさにこの参与員による迅速化問題であるのに、先に当局の判断で自由に「迅速化」できる方策を決めてしまい、そのあと今年いっぱい専門部会で議論するというのはあまりにも酷い話しだと関連弁護士は言う。難民申請しているミャンマー人の中にも、上記問題にもろに該当する人も少なくない筈。関連弁護士はじめ難民支援団体からの対策を 進めてほしい。

2 件のコメント:

  1. 専門委員会の事務局案のことと思います。従って専門委員の方々に個別に当たり、事前説得が肝要だと思います。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    詳細はよく分かりませんが、これから弁護士や支援団体リーダーを含めた専門委員会で、この種の問題を討議しようとしている矢先に、全然別個に、「行政不服審査法」の中で、同じようなの問題を含ませるやり方について、弁護士らが怒っているようです。

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