2014年5月25日日曜日

(2203)難民保護庁は出来ないのか

  全難連の情報などを見ると、難民に対する政府の姿勢がどんどん妙な方向に進み始めている。現在の難民認定審査は、多くの場合、一次手続(書類等による審査)と、2次手続(3人の参与員による口頭陳述審査)が行われている。一次審査は大体6か月以内に結論が出るが、問題はこの後の2次審査、参与員数が少ないため、結論が出るまでに3年もかかることが多い。その間申請者は働くことができないなど、無為に日本に滞在することになる。一方、平成25年の難民認定申請者数は3260人、認定者数はたったの6人、これでは難民認定審査の名称の意味がなくなる。そして最近は、事情によっては2次審査が受けられなくなるようだ。入管は外国人の定住を嫌っているように見えるので、難民保護庁を新設してはどうか。日本は 少子高齢化が進んでいるのだ。

2 件のコメント:

  1. 結論が出るまで3年もかかるとは、異常な状態…。
    少なくとも、早急の対応策は必須ですな。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    確かに異常な事態で、人道上の問題です。入管側は、1次審査だけで二次審査を省く方策を考えているようです。
    裁判の2審を恣意的に止めようとしているのと同じで、とんでもないことです。やはり難民保護庁の新設が急務です。

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