2011年11月29日火曜日

(1295)カチン州での戦闘続く

 ミャンマー問題は、ほぼ民主化の方向へ進みだしているが、まだ取り残された問題も多い。政治囚の解放問題は11月14日に予告があったのに、理由不明のまま延期されている。もう一つが少数民族との交戦の問題だ。11月17日の毎日新聞によれば、ビルマ政府軍は自治権を求める少数民族への弾圧を強め、国境地帯では避難民が2万人を超えてるという。カチン州のナムサンヤ村では、教会に政府軍兵士が突然乱入し、牧師が額をコンクリートの床に叩きつけられた。カチン戦闘員を探すため、無差別に家宅捜査する兵士は容赦なかった。カチン軍の一人は「スーチーさんは民主化勢力の指導者だが、少数民族の指導者ではない」。スーチさんに取材すると「少数民族指導者と話したいが、うまく連絡が取れない」と。14日のロイター通信はミッチナの孤児施設で爆発があり、10人が死亡、27人が負傷した由。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんが、少数民族問題解決の「時の氏神」ではないのかしら?
    民族指導者との連絡が早く取れますように!
    K.A.

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  2. k.a.さん
    少数民族解決には、スーチーさんの力は弱すぎます。スーチーさんはビルマ族であり、いまはビルマ族が国を支配しようとしてます。この問題は、各少数民族のリーダーの結束が大切ですが、そのような動きは見えてきません。最後まで残る問題でしょう。(N)

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