2011年11月8日火曜日

(1274)聖書を読むのに許可が必要??

  ミャンマー政府は、最近同国におけるキリスト教徒らの自由な宗教活動を制限する新しい規制を発表した。カチン州ファカント郡に住むキリスト教徒らは、聖書を読むには少なくとも15日前に文書で申請することが制定された旨、10月31日クリスチャンポスト紙が報じた。カチン州北部には多数のキリスト教徒が在住しており、彼らは今回の規制に強く反対している。10月始めには軍部がカトリック教会の牧師を含む5人を拘束、暴行を加えたという。6月にカチン独立組織(KIO)とミャンマー軍部の対立が始まって以来、3万人以上のカチン民族が強制移住させられた。米政府は、ミャンマーの他、中国、エリトリア、イラン、北朝鮮、サウジアラビア、ウズベキスタンを最も懸念すべき宗教迫害国とみなしている。政府の干渉や規制なしに何を信じるかを決める権利は、人間の尊厳において欠くことができない要素である。

2 件のコメント:

  1. ミャンマー軍部とKIOとの軍事的対立は、諸悪の根源ですな。何とか和解する道はないのかな?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    全国統一を目指している政府と、地方自治の独立を叫ぶ少数民族との間には、歴史的な「憎しみ」があり、解決策はいまのところ見当たりません。(N)

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