2011年11月4日金曜日

(1270)先進国における庇護申請数が17%増加

  10月18日のUNHCRの発表によれば、先進44カ国において2011年上半期に受理された庇護申請数は、19万8300件で前年同期に比べて17%増加しているという。例年後期のほうが増大するので、年間では過去最大の42万件に達すると予測している。特に西アフリカ、北アフリカ、東アフリカにおける大規模な強制移動が確認されている。その一方で、これらの強制移動が先進国の庇護申請数にもたらした影響は少ない。今回調査対象になった44カ国において、庇護申請者の出身国はアフガニスタン(1万5千件)、中国(1万2千件)、セルビア・コソボ(1万件)、イラク(1万件)、イラン(8千件)であった。国別では、アメリカ(3万6千件)、フランス(2万6千件)、ドイツ(2万件)、スウェーデン(1万3千件)、イギリス(1万2千件)と続いた。日本・韓国は前期の600件に比し1300件。難民の80%は途上国に。

2 件のコメント:

  1. 米国についで仏、独、スェーデン、英と欧州が結構、多いですな。
    これらの国では、移民問題が重要課題となっていることでしょうな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    欧州の各国はキリスト教的発想で難民を受け入れていますが、各国とも右翼的な「移民反対」勢力がいます。日本でも「難民は帰れ」と叫ぶグループがいます。(N)

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