2011年9月29日木曜日

(1234)ミャンマー難民 遠い安住

  9月29日の朝日新聞には、標記の見出しのほか、「日本になじめず 仕事なく生活費心配」、「就労ニーズあわず」、「定住制度第一陣の夫婦会見」、「増えぬ希望者 辞退も」などの見出しが紙面を覆っていた。昨年来日した第三国定住難民第一陣の夫婦が28日記者会見した内容である。夫はもはや八街の農業法人に戻る気はなく、「仕事がなく家賃、食べ物、子どもの学費が心配」、妻は「一番困ることは日本語ができないこと」、2人の代理人の渡邉彰悟弁護士は、事前にRHQから聞いた労働条件と異なっている点を指摘、外務省に申し入れた。農業法人側は「季節や作業によっては朝早いのは当然、理解しているのだろうか」と戸惑う。滝沢三郎氏は「政府が受け入れ先や自治体などに丁寧に説明すること」と指摘(以上概要)。日本人として全く恥ずかしく申し訳ない話だ。諸悪の根源は「厳しい情報規制」だ。

4 件のコメント:

  1. 季節などによって朝早く起きるのは当然…

    こちらでは当然なことがよそでは当然ではないこともあります…

    って、異文化、他国からきた人ということが考慮されているのでしょうか…

    難民への説明不足だけでなく、受け入れ先への説明、理解不足もあるのですね。

    また、マスコミの書き方も気になります。
    某SNSには、難民が怠け者かのような書き方に見えないかと危惧する声もありました。
    実際、難民に対する安易な批判。。。いえいえ、中傷も見受けられました。(とはいえ心ある人が読めばどう見ても中傷、ヤジの類だとわかると思うのですが)

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  2. stさん
    難民事業本部は、外務省の外郭団体です。外務省というところは、外地に出れば日本国の代表で、威張り散らします。また外務省は機密事項が多く、原則、情報規制が進んでいる役所です。この尊大で、機密の好きな組織のもとでは、第三国定住などの事業は無理でしょう。「難民鎖国」という汚名はいつ晴れるのでしょうか? (N)

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  3. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びにきます。
    ありがとうございます!!

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  4. 履歴書の書き方さん
    面白いお名前ですね。これからもよろしく。(N)

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