2011年9月9日金曜日

(1214)読みました 「ビルマ戦線従軍物語」

  著者は石毛比呂志氏、発行:千葉交友倶楽部、発売:新風舎、2006年1月発行、135頁、1300円+税。著者は1924年生まれ、昭和18年武蔵野高等無線電信学校卒業、陸軍高空本部嘱託、南方航空輸送部隊勤務となりビルマ戦線に従軍、昭和21年に帰国、千葉県庁に勤務した。私は多くのビルマ戦記を読んだが、本書は少し変わっている。通常の戦記ものは、ビルマ上陸から帰国まで、時系列的に書いていくが、この書では、インパール作戦の話題の次に突然「ビルマの竪琴」の話題に飛び、泰緬鉄道の話の後に東京の日本ミャンマー協会の話題に変わる、おそらく思いついたテーマを自由自在に記載している感じだ。しかし読み終えると比較的気軽な戦記ものにまとまっているから不思議だ。文中、私の親戚の名前も出てくるので著者に親近感を覚える。ビルマ人の親日的感情も随所に紹介されている。

2 件のコメント:

  1. 輸送部隊なので、直接の戦闘でなく物流主体となり、今までの戦記物とは一風変わった、興味ある内容となっているのでしょうな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    そうですね。肩が凝ることなく気楽に読めました。ビルマ戦線の場合、輸送部隊の大切さがよくわかります。(N)

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