2011年6月29日水曜日

(1142)ビルマ支援へ舵を切る日本政府

  6月25日の朝日新聞によれば、外務省の菊田真紀子政務官が27日から29日にかけてビルマを訪問すると発表した。ワナ・マウン・ルウィン外相らと会談するほか、民主化運動のリーダー、スーチー女史との会談も調整している。ビルマでは昨年、20年ぶりの総選挙があり、スーチー女史の自宅軟禁が7年ぶりに解除され、今年新政権が発足した。こうした状況を受け、外務省は主に人道支援に限定してきた途上国援助(ODA)の範囲の拡大に向けて検討に入っている。菊田氏は24日、記者団に「日本政府として新しい関係を築くための第一歩にしたい」と語った(以上概要)。新政府に対しての経済支援をしないで欲しいというスーチー女史の願いどおりに、米国とEU各国はいままでどおり経済支援をストップし続けるが、日本の立場は微妙である。どちらがビルマ国民のためになるのかしら。難しい課題である。

2 件のコメント:

  1. スーチー女史との会談は、是非実現してほしい。女性同士なので、本音の話し合いが期待できるかも…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    女性同士だから本音の話し合い、これってないんじゃない? 菊田政務官が支援拡大を明言したあと、スーチーさんにどう説明し、納得させるかでしょうね。(N)

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