2011年6月18日土曜日

(1131)不穏な情勢 ビルマ東部国境

  ビルマ東部国境地帯での国軍の動きが最近活発になり、中国やタイ国境に逃れる住民が増えているという。6月15日の新聞報道によれば、ビルマ北部のカチン州の中国国境付近で、6月上旬から政府軍とカチン独立軍(KIA)の戦闘が激化し中国に大量の難民が押し寄せる恐れがあるという。より詳細なニュースはFree-burma.net(6月16日)でも報じていたが、それによるとカチン独立軍の本拠地はカチン州ライザにあるようだ。しかし難民が中国領に入ったという情報はない。一方、メータオクリニックのシンシア医師の6月16日付の声明によれば、2010年11月の総選挙後、ビルマ国内で紛争が勃発し、何千人もの住民がタイへ流入、いままで2805名の児童に食糧支援を行ってきたが6月にはさらに10%増える見込みなので支援をお願いするというもの。国際社会はこの悲痛な叫び声を受け止めて欲しい。

2 件のコメント:

  1. 全く痛ましい話しですな。
    「窮すれば通ず」何とかよい方法が見付かってほしい…。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    軍事力では圧倒的に国軍の方が上なので、案外早くケリがつくかも。しかしゲリラ戦になると、長引きます。よい方法は…、中国に頼むしかないかも。(N)

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