(2009年11月12日)
品川入管には現在19人のビルマ人女性がおり、2ヶ月~4ヶ月前後収容され、出る人、入る人で日々交錯している。私は本年1月以降86名と接しているが多くの人が時間をもてあましている。そこで私は彼女らに日本語の学習を勧めており、通常のコースは、①日英緬辞書の差入、②漢字テキスト3級、4級の差入、③3級・4級の日本語能力試験問題の差入れ、④同解答結果の宅下げ(返却)、⑤同採点結果の差入れを実施中。このほか要望に応じて、あいうえおテキストや2級、1級問題を差し入れている。いま6人から3級と4級の試験問題が戻ってきて採点中だが、6人はいずれも90点以上の好成績。早めに返却する人は自信のある人であり、この好成績は当然といえば当然。ただ当方の悩みはバラバラに入所し、バラバラに出所すること。いま誰に何を渡したか提供教材の配布一覧表を作成している最中だ。
なかなか大変な仕事を、よく頑張りますな。
返信削除でも、期待に応えて着実に力をつけており、つまり「教え甲斐がある」ということで、嬉しくなりますな。
K.A.
k.a.さん
返信削除入管内での日本語教育の狙いは、もてあましている時間の有効活用という点もありますが、多くの人がずっと日本にいるので、生活支援の一環ということ、さらには日緬友好ということが真の狙いです。(N)
>日緬友好
返信削除そうですね、彼ら彼女らの日本での記憶や尾思い出が、入管やオカネを稼ぐことだけでは、あまりにも^^;
せっかく日本に来るチャンスを得たのだから、日緬双方にとってよい関係となるようにしていきたいですよね。
そのための重要な仕事をされている西田先生には、相変わらず頭が下がります。
stさん
返信削除ドイツに夫婦で行ったカインさんご存知ですよね。2人はドイツで難民申請をしたけれど、その認定条件はドイツ語能力試験2級以上に合格することだそうです。
彼女はこのたび2級に合格したと喜んでいましたが、在日外国人難民申請者は日本語能力試験2級以上合格とでも決めればいいのにね。(N)
日本語を条件にすることは重要だと思います。日本や欧州のような古い文化の国はルールが多いですから、ことばが分からないと適応が難しい。在日ミャンマー人社会の規模が大きければ適応するまでの時間を与えてくれる緩衝組織になってくれると思いますが、十分な規模になるまでには長い時間が掛かる。
返信削除一番良いのは、フィリピン人が日本に根を張ったように女性が最初に入り込むでいることです。経済変動にも強いですし。
匿名さん
返信削除興味深いコメントありがとうございました。
在日ビルマ人社会は現在7千人ぐらいといわれてますが、まとまっていないのが問題です。通常の国は、大使館を中心にその国のコミュニティが形成されますが、在日ビルマ人の場合、その多くが反軍政派なので東京のビルマ大使館は自国民保護の機能はほとんどないに等しい感じですね。(N)
なるほど、さすがはドイツの国ですね。。。
返信削除日本も、難民を受け入れたはいいけど多くの人は生活のため日本語の習得を後回しにし勝ち、そうして認定資格にすれば双方にとっていいことなのですけどねえ。。。
そういう発想を持った人は当局にはいないのでしょうか~(><)
stさん
返信削除確かにドイツ方式にすれば、難民の方には効果的ですよね。中尾先生も喜ぶでしょうし。
日緬友好バンザイ! (N)