(2009年11月5日)
オバマ政権のビルマに対する動きが徐々に明らかになってきた。訪緬中のキャンベル米国務次官補が3日NLD幹部や、軍政の翼賛組織USDA幹部と会談、4日はネピドーでテインセイン首相と会談し、スーチー氏らの解放と民主化に向けた「具体的努力」を要求し、その後ヤンゴンのホテルでスーチ氏と初会談した。一連の会談では、従来の制裁に加えて軍政との直接対話も進めるとする米国の新政策を説明し、会談相手の意見を聞いた模様。スーチー氏はこれまで制裁を支持していたが、先日軍政に対し制裁解除の意向を示したので、それに関しての突っ込んだ話し合いがされた可能性がある。軍政はスーチ氏らの解放はできないが、NLDが総選挙に参加することは認める可能性はある。しかし両者の意見の相違は大き過ぎるので、お互い大幅な妥協が必要。米国リード型でいまその困難な第一歩を踏み出したのだ。
何らかの事態好転が起こって欲しいですな。
返信削除「乞うご期待」かな?
K.A.
k.a.さん
返信削除外交というか政治というか、ビルマ問題は大きな曲がり角に来てますね。それにしてもアメリカの動きで世界がこうも変わるのか、日本政府の動きのひ弱さだけが前面に出てきますね。(N)