2008年9月26日金曜日

(138)サフラン革命1周年

(2008年9月26日)
  昨年秋の僧侶らによる10万人規模の反政府デモを欧米では「サフラン革命」という。僧侶が着ている僧衣の色からこの名前がついたといわれる。しかしサフランの花は薄い紫色だから、むしろ食用の着色料に使うめしべの色かなと思う。閑話休題、軍政は僧侶や市民に対する圧力をますます強めており、一方物価上昇はそのまま続き、25日にはヤンゴン市庁舎前で爆弾が爆発するなど、市民の間には絶望感が広がっているようだ。最近ミンガラ日本語教室に来るビルマ人が増えているのも、あるいはこの絶望感と関係があるのかもしれない。国際社会も軍政の強い姿勢に打つ手がなく、スーチー女史がガンバリ特使との面会を拒否した。軍政に強く出ない国連に不満があるのだろう。日本は資源豊富な親日国ビルマの軍政と手を切れない。日本で流行ってる言葉「国民の目線」についてタンシュエ将軍のご意見は?

2 件のコメント:

  1. なるほど、軍政当局者が「国民の目線」に立って行動すると、劇的な好転が期待されますな!

    ところで、「サフラン革命」の解説に感謝。早速、サフランをネット検索したら、「サフランの特徴はなんと言ってもあの長い花柱(雌しべ)。花柱は3本に分かれていて、長く鮮やかな橙赤色をしています。…(これがサフラン色)この摘み取りはいまだ手作業で、ひとつひとつの花から雌しべだけを摘み取るのは大変根気のいることです。…」
    今回、「サフラン革命」、及び「サフラン」についても知ることができ、厚く御礼申し上げます。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    サフランについての解説ありがとうございました。サフランは我が家で植えたことがあり、あの青っぽい色と僧衣の色がマッチせず、あてずっぽに「めしべの色」と解釈したのですが、k.a.さんの解説ですっきりしました。ありがとうございました。(N)

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