2008年9月16日火曜日

(128)パオ族って どんな民族?

(2008年9月16日)
  近日、パオ族のミャンマー人と東京で会う。私は今まで多くの少数民族の人々と会ってきたが、パオ族はたぶん始めて会う少数民族だ。ミャンマー人は大きく分けると8民族からなるといわれているが、言語などからすると135の少数民族に分類できるらしい。パオ族はミャンマーの東部シャン州のインレー湖周辺に住んでいる民族で、黒か紺色の服を着て、タオルを頭に巻いている。彼らが住んでいる地域には、カックパゴダというバガン王朝時代に建てられた2500基ものパゴタが林立しているので観光地としても有名だ。彼らはみな熱心な仏教信者である。私が興味があるのは、このような少数民族が、軍事政権に対してどのように考えているのか、そして将来どのようなビルマを夢見ているのかという点だ。もしかしたら、パオ族による自治独立を考えているのかしら? そのとき近隣のシャン民族との軋轢はないのかな?

2 件のコメント:

  1. なるほど、民族問題は、世界各国にとって大きな問題ですな。おかげで、我が国の有難さを痛感します。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    グルジア問題はじめ今世界各地で起こっている紛争の多くは、民族問題といえましょう。パオ族はシャン族という少数民族に囲まれて存在しており、今後問題の火種になるかもしれません。ビルマの問題は、軍政対民主化グループの対立の他、少数民族問題がありますが、マスコミはほとんど触れていませんね。(N)

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