2017年2月7日火曜日

(3199)スーチー氏沈黙続く 党法律顧問殺害1週間

 2月6日の日経新聞より。NLDの法律顧問でイスラム教徒のコーニー氏が殺害されてから1週間。スーチー氏が事実上の国家主席になるのに大きな役割を果たした人物だが、スーチー氏が事件に関し沈黙を続けていることに波紋が広がっている。国軍の統制下にある警察の捜査を主導できないとして、昨年発足したNLD政権の限界も指摘される。拘束された容疑者の男は、カラー(イスラム教徒への別称)を1人殺せば車を買う金をやる」と言われたという。コーニー氏の政治活動は、保守派仏教徒から攻撃されていた。これに対しスーチー氏は一切発言しないままだ。コーニー氏は国家顧問職を新設する法律の制定を主導した功労者である。この功労者に対するスーチー氏の冷淡な対応には国内にくすぶる反イスラム感情を刺激することを避けようとするスーチー氏の政治的打算が垣間見える。

2 件のコメント:

  1. 惜しい人材を失いましたな。でも、今は「堪え難きを堪え」ねばならですな。いつの日か恩返しができるのでは…。
    K.A.

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  2. K.A.さん
    ミャンマーにとって確かに惜しい人物でした。その死に対して、スーチーさんが発言しないのは弱腰に見られてしまうが。

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