2017年2月14日火曜日

(3206)滞るスーチー和平 軍制御できず少数民族反発

 2月14日の朝日より。スーチー国家顧問は12日、東部シャン州ピンロン(パンロン)であった連邦記念日の式典で演説し、政府軍と内戦状態にある少数民族武装勢力に対し、自らが進める和平協議への参加を訴えた。停滞する交渉を前進させたい思いがにじむが、北部で戦闘が激化する中、少数民族側が応じるかは不透明。この日は父アウンサン将軍が一つの国として独立する同意を取り付けたピンロン協定から70周年の記念日。武装勢力は国内に20組織あるが、協定を結んでいるのは8組織のみ。スーチー氏は「未署名の人たちにお願いしたい。自分を信じて、協議に加わってほしい」。しかし昨年8月カチン独立機構(KIO)と政府軍の戦闘が激化し停戦の見通しは立っていない。今の憲法では、軍は政府の指揮命令は受けない。少数民族側は「政府軍が先に停戦を宣言せよ」という。

2 件のコメント:

  1. スーチーさんを信じて、協議に参加してほしい。
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    ラカイン州では今回政府側が先に停戦を宣言した。これを受けて、少数民族武装勢力はどう出てくるだろうか?

    返信削除