2016年4月8日金曜日

(2889)「スーチー国家顧問」 政治犯釈放向け初声明

  4月8日の朝日新聞より。ミャンマー新政権を率いるNLDのスーチー党首は7日、就任したばかりの「国家顧問」として、「政治犯の釈放に向けて努力する」との初の声明を出した。ティンチョー大統領らに釈放などを促す意向とみられる。軍事政権時代には多数の政治犯が投獄されたが、2011年の民政移管で就任したテインセイン前大統領は1千人以上を釈放した。だが人権団体は、前政権下でも政治的な理由で90人以上が投獄されたままで、約400人が起訴・公判中だとし、速やかな釈放や起訴取り下げを求めている(以上)。同日の読売新聞もスーチー氏の「国家顧問」問題を取り上げ、軍が反発しており、「透明性の高い政治を実現する」とNLDは訴えたが、事態は逆行している。「国家顧問」新設は、「スーチー大統領」の誕生をさらに困難にしそうだ。

3 件のコメント:

  1. ハラハラしながらも、スーチーさんの決断が実現することを期待したい。

    K.A.

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  3. K.A.さん
    「国家顧問」の問題は、NLDにとっては苦肉の策、軍にとっては頭の痛い問題、両者がもう少し話し合ってもよかったとも思うが。

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