2016年4月29日金曜日

(2910)ヘイトスピーチがあぶり出す闇 スーチー氏には鬼門か②

  昨日に続く。ミャンマーでは仏教が89%、キリスト教とイスラム教が各4%、民族はビルマ族が68%。多数派による少数派の抑圧は、英国から独立した1948年以降未解決の問題だ。シンポジウムではまずキリスト教の宗教指導者が「あらゆる宗教が教義を一致させる必要はないが、使命は同じ・・・共通するのは思いやりだ」。スーチー氏に関しては「重要な地位を占める軍に彼女は妥協しようとしているが、肯定的に考えたい」と信頼を寄せた。宗教紛争は「存在せず」。イスラム教代表者も「人権が尊重され信教の自由が保障される民主主義は我々の希望だ」、「イスラム教は決して脅威ではない。互いの宗教を理解すれば克服は可能だ、正しい仏教がわが国で繁栄してほしい」。仏教側は「宗教的な紛争はミャンマーにはない、紛争を起こしたのは軍事政権だ」と。

2 件のコメント:

  1. よく理解できる内容。 今後の展開が注目される。

    K.A.

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  2. このような課題は、十分に時間をかけて相互理解が必要では…。

    K.A.

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