2016年4月4日月曜日

(2885)ここに注目:ミャンマー新政権 前途に元軍政トップの影

  4月4日の朝日より。ミャンマーは3月末に新政権が発足した。歴史的な政権交代だが、その前途にかつての権力者の影が見え隠れする。軍事政権のトップだったタンシュエ氏(83)だ。タンシュエ氏は陸軍司令官だった1988年、スーチー氏らが参加した民主化デモを弾圧して権力を握った軍事政権(SLORC)に加わり、92年に同評議会議長に就任、同国の最高権力者として君臨。だが2011年の民政移管で、部下であったテインセイン前大統領に権限を譲ると、政治や軍から引退した。昨年12月、選挙で大勝したスーチー氏との会談で、NLDへの政権交代を容認したが、軍人枠の副大統領には、腹心でヤンゴン管区首席大臣のミンスエ氏(64)を選んだ。かつて「スーチー嫌い」として知られたタンシュエ氏の動向も、新生ミャンマーの行方を 左右しそうだ。

2 件のコメント:

  1. タンシュエ氏は、もはや過去の人。そろそろ自覚してほしいですな。

    K.A.

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  2. k.A.さん
    そうは思うけど。軍のナンバー1ともなると、いろんな利権もあるし、辞められないのかも。

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