2016年4月15日金曜日
(2896)ミャンマーの「女帝」スーチー氏はなぜ嫌われるのか②
昨日に続く。「スーチー氏のノーベル平和賞を剥奪しろ」というキャンペーンに対し、ミャンマーからは「このようなキャンペーンはさらに国内紛争をもたらす」という否定的な意見が出た。ミャンマーにはロヒンギャ族(人口約百万人)というイスラム教徒がおり、仏教徒が9割いるミャンマーでは、国民と認められず迫害を受けている。スーチー氏に「民族浄化」ではないかと聞くと否定し、「両サイドが恐怖心を持っていることに起因している」と回答。しかし実際にはイスラム教徒の方が海外に逃げ出すなど、恐怖心は対等ではない。スーチー氏は「両成敗」と言いたいようだが、イスラム教徒の方が14万人も家を追われている。スーチー氏はいまのところロヒンギャ問題に触れたくない。署名運動の説明文には 「どんな宗教でもお互いに尊重し 差別しないようにすべき」と。
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「どんな宗教でもお互いに尊重し差別しない」とは至言。そもそも暴力的仏教徒は似非仏教徒。
返信削除K.A.
K.A.さん
返信削除ミャンマー仏教界の重鎮はどう考えているのか不明。暴力的仏教徒は排除するとの意見は聞こえてこない。世界宗教会議みたいな組織はないのかしら。