2016年4月1日金曜日

(2882)「国家顧問」を スーチー氏就任案 政府全体を監督

  4月1日の朝日新聞より。NLDは31日、内閣や省庁に助言する権限を持つ「国家顧問」を新設し、スーチー党首を任命する法案を上院に提出した。「大統領の上に立つ」というスーチー氏の意向を、制度的に裏付けるものとみられる。法案によると、国家顧問は民主主義制度の発展や連邦制、国内和平、経済発展などの分野で、国と国民の利益のために、政府機関などに助言する役割を担うとしている。任期は新政権と同じ5年で、国会に責任を負うと規定する。新政権は30日にティンチョー大統領が就任し発足、スーチー氏は当面外相など4閣僚を兼務し、政権を実質的に率いる。「国家顧問」の新設は、法的にも、全体の監督権限を与える狙いがあるようだ。法案は近く成立する見通しだ。ただ国会の4分の1の議席を持つ軍が、どう対応するかが注目される。

2 件のコメント:

  1. 「国家顧問」とはいいアイディア。上手くいきますように。

    K.A.

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  2. K,A,さん
    多数決で国会が決めても、軍が反対すれば否決という結果になる。まことにややこしい議会だ。私も「いいアイデア」と思うけど、むなしいなあ。

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