2016年4月25日月曜日

(2906)ミャンマー前与党、親スーチー派17人追放

  4月25日の朝日新聞より。テインセイン前大統領が党首を務め、旧軍政の流れをくむ前与党・連邦団結発展党(USDP)が、新政権を実質的に率いるアウンサンスーチー国家顧問に協力するシュエマン下院議長ら17人を党から追放したことが24日、明らかになった。スーチー氏との協調路線を取ったシュエマン氏は、党内の主導権争いでテインセイン氏と対立。昨年8月に「党内クーデター」で党首の座を追われた。テインセイン氏は今回の措置で、新政権との対決姿勢を明確にした形になった(以上)。何とも残念な結果となった。テインセイン氏が大統領職を離れるときは、スーチー氏と協調する姿勢も示していたが、スーチー氏の「大統領の上に立つ」発言からか、両者間の亀裂が拡大した。軍が周到な準備の上で成立させた「憲法」の問題もその一因である。

2 件のコメント:

  1. 大変重要な課題。 でも仕方ないか…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    軍政の対極にあるのが民主化政治、テインセイン大統領は軍政を大きく変えて民主化に近寄っていたが、結局は軍人の集まりの長、背後にはタンシュエがいるので、何かすっきりした形に収まってきた感じ。今後は与党対野党という対立軸で、切磋琢磨するのもいいかも。

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