2016年4月13日水曜日

(2894)経済成長が最優先、鍵は地方開発、金融改革、徴税強化

  4月12日のSankeiBizより。ミャンマーの新政権は、新しい形の経済成長を目指す方針だ。3月末に発足したティンチョー政権のチョーウイン財務相は、「経済成長が最優先の課題となる」と明言、現地紙ミャンマータイムズ誌が報じた。国際通貨基金によると、同国の成長率は2011年以降年平均7.5%を記録、また国外からの直接投資申請額が2兆7千億円に達し、今後さらに増加すると予想される。しかし農業と畜産業が難局を迎えているとした。特に地方部の雇用が不調で、人口の都市流入が加速しており、都市部の不法住民問題が顕在化している。製造業誘致による地方振興が欠かせないという。徴税強化については、税制全般の見直しに着手する要がある。国内外からの改革の期待に応えられるか、今後、新政権の経済運営に注目が集まりそうだ。

2 件のコメント:

  1. いよいよ新政権発足。当分の間、スーチーさんは、大統領より国家顧問の方がベターなのかも…。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    今のところやむを得ず珍妙な「国家顧問」という名称を使っているけど、本心はやはり大統領に早くなりたいでしょう。政治面での人手不足が明らかになりましたね。

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