2016年4月11日月曜日

(2892)ミャンマー経済牛耳る政商「スーチー改革」で岐路に③

  昨日、一昨日から続く。ゾーゾー会長はタンシュエ氏の孫の親友。彼ら政商はミャンマー経済の半分を牛耳るという。スーチー氏は行政の透明性や公平な資源開発を公約に掲げる。国民の間でも政商支配への反発が根強い。政商たちも手をこまぬいてはいない。アジアワールドは有料道路の運営など中核事業を売却し、米国や新政権の追及をまぬかれようとしている。他の政商も不動産資産を売却する動きが加速、土地取引を巡る癒着を隠蔽しつつある。しかし政商を完全に排除してはミャンマー経済が成り立たない。多くの日本企業がミャンマーに進出したが、その際有力地元企業との提携が不可欠だ。パートナー探しにつまづいて苦戦する日本企業も少なくない。ミャンマーでは一定以上の売り上げのある有力企業の大半は、米国の経済制裁の対象なのだ。

2 件のコメント:

  1. 中々の難題。スーチーさんの対応に興味津々。

    K.A.

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  2. K.A.さん
    政商をすべて首にしたら、ミャンマー経済はストップしてしまう。良心的な政商を選ぶことから始まりそうだ。

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