2012年10月4日木曜日

(1605)第三国定住ゼロにFRJの見解

  FRJ(なんみんフォーラム)が10月1日発表した内容を紹介する。第三国定住プログラムによる難民受け入れ第3陣がゼロになったとの政府発表を受け、日本の難民(庇護希望者)を支援する組織の連合体である「なんみんフォーラム」は、今回の事態を大変憂慮している。ミャンマー難民3家族16人は、日本での生活準備のために研修を受けていたにも関わらず、全員が来日直前に辞退した。日本は2012年3月にパイロットプロジェクトを5年に延長することを決定。また日本政府は、昨年のUNHCR本部における閣僚会議で「日本に再定住した難民への支援プログラムを改善、充実させる」と誓約、国会でも「国際的組織や支援市民団体との連携を強化しつつ、庇護制度の確立、プログラムの充実に邁進する」と決議。今後、官民協同で実践していくべきと考える。

2 件のコメント:

  1. 難民受入れも大事だけど、受け入れた難民に対し、目に見える生活向上がより重要ではないのかな?
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    今回の第三国定住は、政府主導型で行われ、民間の意見はほとんど入れないまま進められました。
    その結果が今回の「ざま」です。ご指摘の通り「生活向上」などの視点は皆無でした。(N)

    返信削除