2012年10月24日水曜日

(1625)ミャンマー民族衝突再燃 西部ラカイン州

  今朝の朝日には、標記の見出しのもと、3人が死亡した旨報じていた。6月に民族衝突から70人以上が死亡し、放火などで数万人が家を失ったミャンマー西部のラカイン州で、21・22日に再び衝突が発生、少なくとも3人が死亡し、300件の住宅が火災などで壊された。BBCやラジオ自由アジアのビルマ語放送が現地当局者の話として伝えたもので、21日夜半から州都シットウェのミンビャ郡などで、仏教徒のアラカン族とイスラム教徒のロヒンギャ族の住民同士が衝突、襲撃や放火があちこちで始まり、翌朝まで続いた。テインセイン大統領は軍が全権を握る非常事態宣言を出していた(以上概要)。私の友人はシットウェ出身者で来日10年目だが、日本に来るまでロヒンギャ族の存在自体を知らなかったという。長年にわたり巧みな情報管理が行われていたようだ。

2 件のコメント:

  1. 民族問題、宗教問題は、一朝一夕には解決できませんな。
    取り敢えず応急対策をとり、長期的には小学校教育が大事なのでは?

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  2. K.A.さん
    そのとおりですね。ただこの問題で「ロヒンギャ民族」を「ビルマの一民族」とすると、国民全体を敵に回すことになります。このためスーチーさんも何も発言できません。小学校からの歴史教育が大切です。

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