2012年10月22日月曜日

(1623)ミャンマー大統領「傀儡」卒業カリスマの顔

  朝日新聞アジア総局長の藤谷健氏のニューヨークからの記事(今朝掲載)だ。9月27日の国連総会でテインセイン大統領が登場、淡々とした口調で政権の実績を次々と強調、先に訪米したスーチー氏を称賛することも忘れなかった。2年前までテインセイン氏が首相だった軍事政権は、スーチー氏を15年近く自宅軟禁においていたのに、だ。軍政当時は最高実力者タンシュエ氏の忠実な部下との印象だった。それ故大統領就任以後も軍政の延長、つまり「傀儡」とみられていた。しかし総会では、指導者としての自信に満ち溢れていた。他の軍政幹部と違い、汚職に縁遠いとされ、カリスマ性すら帯びてきた。3年後の総選挙でスーチー氏の人気に対抗できるのは大統領しかいない。世界から注がれる熱い視線、脆弱さを抱えながら期待が一人の肩に重くのしかかる。

2 件のコメント:

  1. 汚職に縁遠く清廉な人物とは、矢張り傑物ですな。
    これからも期待に応え続けて欲しい。
    K.A.

    返信削除
  2. K.A.さん
    清廉な人物って、日本でもミャンマーでも少ないようです。
    我々も清廉だと思ってますが。(N)

    返信削除