2010年10月29日金曜日

(900)昨日もビルマの選挙情勢の記事が

(2010年10月29日)  
 一昨日に引き続きビルマの選挙情勢の新聞記事が掲載されていた。見出しは「対抗馬は元独裁政党」、「NUP(国民統一党) 軍政批判の受け皿狙う」とあった。以前はUSDP(連邦団結発展党)の圧勝かと思われていたが、ここに来てNUPが軍政への批判票を集める政党と報じている。NUPはUSDPとほぼ同数の候補者を擁立しており、民主化政党とは異なるが、軍政と異なる政策も掲げている。有権者にとって選択肢が乏しい今回の選挙で、軍政批判票の受け皿になる可能性がある。NUPは1962年のクーデーターで政権を握った故ネ・ウイン将軍がつくったビルマ社会主義計画党(BSPP)が母体。独裁政権時代に蓄えた資金を使ってUSDPに迫る勢いという。議会内に軍政と別の勢力が生まれることが、ビルマでは変化であるとの指摘もある(以上概要)。選挙まであと10日もないが、ビルマ国民の選択に注目だ。

2 件のコメント:

  1. 軍政批判のNUPが多数の候補者を立てているとは、頼もしい。声援を送りたい。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    悪名高きネーウイン党か、同じくタンシュエ軍政か、まあNUPの方が少しましかな。両党は選挙後手を結ぶことも考えられます。(N)

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