(2010年10月22日)
日本ビジュアル・ジャーナリスト協会編【「戦地」に生きる人々】、集英社新書、237頁を読んだ。この協会は02年に発足したフリーランスのフォット+ビデオジャーナリストの集団。内容は、①チベット、②ビルマ、③マーシャル諸島、④ハイチ、⑤チェチェン、⑥レバノン、⑦パレスチナ・ガザの7章に分かれ私は勿論第2章のビルマ(山本宗補著、27頁)に飛びついた。概要次の通り。軍事政権のブラックリストに載った彼は、タイとビルマの国境の街メーソットから難民キャンプに入り、国軍に追われて逃げてきたカレン人を取材し、またビルマに潜入してスーチー氏と4回も面会したため国外追放となった。またKNU(カレン民族同盟)のマンシャー書記長がメーソットで暗殺された事件を詳しく解説し、最後に第三国定住に触れ先日成田に着いた夫(エッラー24歳)と妻(ラメポ22歳)、子ども4歳・2歳の出発前の写真が眩しい。
スーチーさんと4回も面会したとは山本宗補氏、なかなかの傑物ですな。
返信削除K.A.
k.a.さん
返信削除スーチーさんも結局日の目を見ることができませんね。でも彼女の意志は後世に伝わるでしょう。(N)