2010年10月20日水曜日

(891)根本教授が最近のビルマ問題を解説

(2010年10月20日)
  昨日夜10時50分からNHK教育テレビで上智大の根本教授のビルマ問題の解説があった。その概要は以下の通り。●来月、軍事政権は18年ぶりに総選挙を実施する。●2100人の政治囚が刑務所にいるが、政治囚は立候補できないシステムで、結局NLDは解党された。●政党党員は1人当たり約4万円の資金が必要で、翼賛政治団体USDP以外の政党はまともな選挙活動ができない状態だ。●選挙をボイコットする言動も違法。●少数民族の強い地区では、反軍政の立候補者が当選しないように選挙そのもの中止した。●マスコミの取材も不自由である。●スーチー氏の解放は選挙後だ。●上院・下院とも25%は国軍最高司令官が決める。●今回の選挙は民主化の第一歩とは考えられない。●選挙に中国は前向き、アセアンは消極的賛成、欧米は反対、日本は穏健に批判的、日本は正確な意思表示が望まれる。

4 件のコメント:

  1. 日本も、アセアン同様、「消極的賛成」ということですかな?
    K.A.

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  2. k.a.さん
    そうですね。でも中国との競争上、消極的より、やや積極的になるのでは?(N)

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  3. あ、さすがご存知でしたか!
    私は偶然知ったのですが、DVDに録画してしまいました~

    見逃した方はどうぞ。

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  4. stさん
    最近根本先生は引っ張りだこで、日本のビルマ問題の中核を担っていますね。
    放映の連絡はPFBからでした。(N)

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