2010年10月9日土曜日

(880)スーチー女史と劉暁波氏

(2010年10月9日)
  きょうの朝日によれば、中国の劉暁波(リウシアオポー)氏が今年のノーベル平和賞を受賞した旨報じていた。同氏は中国共産党による一党独裁の見直しや言論・宗教の自由などを求めた「08憲章」を起草した中国人人権活動家で作家、今年2月「国家政権転覆扇動罪」(懲役11年)で服役中。中国での党独裁を非難し、基本人権を求める非暴力活動が評価された。この受賞について中国外務省は強く反発している。なお「08憲章」は2008年12月に発表され、当初303人が署名したが、現在は12000人に達している。(以上概要)。なんだかビルマのアウンサンスーチー女史の例と似ている。スーチーさんも91年にノーベル平和賞を受賞したが受賞理由は、非暴力で軍事政権反対、民主化運動に活躍したためで、現在自宅軟禁中だ。両政府の対応も似ている。日本では74年に佐藤栄作元首相が受賞している。

2 件のコメント:

  1. ノーベル平和賞の受賞!
    これで世界の人権主義者は勇気付けられますな。
    K.A.

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  2. k.a.さん
    中国は引き続き受賞に反対姿勢をしましていますね。民主化国家の考えは、軍事政権や一党独裁国の考え方とずいぶん違うことがよくわかります。(N)

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