(2010年6月24日)
昨日に引き続き朝日新聞にビルマの総選挙シリーズの②「軍も法も牛耳る議長」が掲載されていた。噂によると総選挙は10月10日のよき日に行われるというが、あくまでも噂であり誰も皆目わからない。軍政№3のトゥラシュエマン大将さえも、情報不足を嘆いている。この国ではただ一人タンシュエ国家平和発展評議会議長(上級大将)がすべてを決めている。議席の一部を軍人に割り当てる制度は、スハルト体制下のインドネシアを参考にしている。軍政翼賛組織を母体とした政党USDPにはテインセイン首相はじめ26閣僚が現職のまま参加、いま首都のネピドーでは高さ100メートルのウパタサンティパゴダ(シュエダゴンパゴダを模したもの)は人影もまばら、一般国民が近づけない首都で威容だけを誇るパゴダは、一人絶対権力を振るう軍政トップを象徴しているかに見える(以上)。国民不在の政治が今日も続く。
まるで北朝鮮のキム・ジョン・イル体制のようで、大きな驚きですな。
返信削除でも、世界注視の下、生活が徐々に良くなっているのは、喜ばしい…。
K.A.
k.a.さん
返信削除ビルマの場合、銃を国民に向けて発射している国です。日本にも東条英機がいましたが、銃を国民に向けることはなかったですよね。(N)