2016年6月29日水曜日

(2971)帰還難民のために農園を開いた医師 林健太郎さん(42)

 6月29日の朝日新聞より。月の3分の1はミャンマーの農園で、香辛料の八角を栽培している。抗インフレエンザ薬タミフルの原料になる。病気の世界的な流行への備えとしてだけでなく、紛争で国外に逃れた後、本国に戻る帰還難民が安心して働ける場を作るためだ。04年「国境なき医療団」のメンバーとなり、イラクやスリランカなど紛争地に飛んだ。ミャンマーでは武装勢力のゲリラ兵士の遺体が流れ、千人規模の村が焼かれて消えた。国立保健医療科学院の研究員となり、製薬会社などとタミフルの準備について話しあった。八角はミャンマーの気候に合い雇用にもつながる。13年に栽培を始め、国際NGO「ベアフットドクターズ」の現地スタッフ5人と多くの地元住民が作業に当たる。「栽培を産業として成り立たせミャンマー人が誇りを持って働けるように」。

2 件のコメント:

  1. 立派なライフワークですな。うまく成功しますように…。
    K.A.

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  2. K,A,さん
    名知さん同様立派な方ですね。ところで八角ってどんな味だっけ?

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