2016年6月2日木曜日

(2944)タイ 軍政長期化着々と クーデターから2年

 5月22日の毎日新聞より。タイ軍事政権がクーデターで実権を掌握してまる2年となる。軍政は、自らの政治的影響力を温存させる新憲法の制定を進め、来年後半に予定されている総選挙後も権力を手放そうとしていない。対立するタクシン元首相派は、新憲法の賛否を問う8月の国民投票に向けて反発を強めているが、軍政は批判を封殺しており、可決に自信をのぞかせる。タクシン氏の妹インラック前首相は、声明を発表し軍政に早期の民政復帰を求めた。軍が主張している「民政復帰」にはまやかしがある。「新憲法では軍部が上院全員を任命するほか、軍人など非議員の首相選出も可能になる。「民政移管の前に軍人優位の憲法を制定したミャンマー旧軍政と同じやり方だ」との指摘もある。軍政は新憲法の反対運動を禁じ、批判的政治家を拘束している。

2 件のコメント:

  1. 新憲法はひどい内容のようですな。成立されませんように!
    K.A.

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  2. k.A.さん
    ミャンマー軍政がとんでもない政治を行ったのに、それを真似しようとしているのがタイ軍政、軍人というのは頭が悪いようです。

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