2016年6月11日土曜日

(2953)ヤンゴンの埠頭建設、議会が中止決定

 6月10日のNNAニュースより。ミャンマーのタンシンマウン運輸・通信相は8日、ヤンゴン東部のダゴン・セイッカン郡区での埠頭建設を中止することを明らかにした。周辺の環境に悪影響を及ぼす恐れがあるという。下院議会で、中止案を満場一致で可決した。地場企業カウンミャンマ―アウンシッピングは先に、ミャンマー投資委員会(MIC)から埠頭建設の認可を取得、埠頭と付属施設は約8ヘクタールの用地に、BOT(建設・運営・譲渡)方式で建設される計画だった。下院議会は先月にも、マレーシア系の合弁会社がヤンゴンに私立パークウエイヤンゴン病院を建設する事業について、「公衆衛生の向上に寄与しない」として、中止を決定していた。ヤンゴンのライン郡選出のアウンチョーウー議員は、「投資家がMICへの信頼感を失うことは国益に反する」と指摘。

4 件のコメント:

  1. 事前の環境評価が不十分ということなので、当然、出直す必要がありますな。
    K.A.

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  2. なにが国益かは、長い目で見て判断されたいですね。環境、自然は破壊されたら元に戻すのは大変なものですし…

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  3. K.A.さん
    投資委員会が認可した案件を議会が否決するのは何か裏がありそう。議会はNLDが優勢だが、投資委員会はどんなメンバーなのだろうか?

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  4. stさん
    今回のミスは、投資委員会の軽はずみな決定が原因のようだが、本当に軽はずみだったのか、当事者は納得したのかなど知りたい。

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